院内保育園のメリット・デメリット

看護師として働く時に院内保育園が設置されている病院で勤務することには、数多くのメリットがあります。
しかし、いくつか考慮しておくべきこともあるので、把握した上で上手に利用しましょう。

院内保育園のメリットとしては、お迎えが楽、費用が安い、多少の子供の体調不良でも預かってもらえることや、職場内なので病気の時に周囲に把握してもらえて休みやすいということが挙げられます。
シフトに対応してくれるので、早番、遅出の時でも外部の保育園のように時間を調整する必要がありません。

一方で運動場が無かったり、教育的には不十分だったり行事やイベントが少なかったりすることや、職場の関係がそのまま保育園の保護者関係にも持ち込まれる、感染症の危険性といったデメリットがあるのも事実です。
実際に病院内に院内保育園が設置されている場合よりも、別棟に院内保育園を設けている施設の方が、感染症の発生割合は減るという研究が東京未来大学から報告されています。

しかし、看護師にとって院内保育園が働く上で、非常に便利なことには変わりません。
そのため、預ける時期や預け方を工夫してみることも必要になってきます。

例えば、保育園に入りにくい3歳未満の時は院内保育園を利用し、3歳からは外部の保育園を利用するという方法です。
病気の時のお迎えなどが院内保育園よりは厳しくなりますが、教育面でのデメリットは避けられます。
また、普段は外部の保育園を使い、緊急時や土日など必要に応じて使うこともできる院内保育園もあります。

このように、看護師として働く時に大きな力になってくれる院内保育園を賢く利用しましょう。